2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと死の秘宝(第32章後半)

叫びの屋敷に着いた。トンネルの出口が木箱のようなものでふさがれていたが、ハリーは隙間から覗いた。 ナギニが透明な球体の中でとぐろを巻いているのが見えた。この球体は、ヴォルデモートが施した魔法の護りなのだろう。 スネイプとヴォルデモートが話し…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第32章前半)

フレッドの死に動揺しながらも、戦いは続いた。いや、ここで本格的な戦いになったと言う方が当たっているかもしれない。これまでは死喰い人だけとの戦いだったが、禁じられた森の大蜘蛛たちが参戦してきたのだ。ハリーとロンは建物の壁をはい上がってきた大…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第31章後半)

ハリーがネビルの祖母に会うのは二度目だ。 「不死鳥の騎士団」で病院にアーサーを見舞ったとき、ハリーたち三人はネビルの祖母に会っている。そういえば、マクゴナガル先生は彼女を「オーガスタ」とファーストネームで呼んでいた。ひょっとして同時期にホグ…

はりー・ポッターと死の秘宝(第31章前半)

ハリーは懐かしい大広間にいた。 寮監たちの指示で、生徒が大広間に集まっていた。ホグワーツの教師たち、騎士団メンバーや元DAメンバーも大広間に集結していた。 スネイプが逃亡したので、学校全体に指示を出すのは副校長のマクゴナガルだった。 真夜中近い…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第30章後半)

「カロー兄妹はどこだ?」とスネイプが静かな声で聞き、「あなたが指示した場所だと思いますね」とマクゴナガルが冷静に答える。緊迫した場面なのに、それぞれが内心の興奮を抑えてやりとりするところがすごい。 スネイプはマクゴナガルを見透かすようにあた…