2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第15章後半)

ハリーは二週目の罰則にも耐え、泣き言を言わなかった。アンブリッジの前で泣き言を言わないことも、この罰則をロン以外の誰にも話さないことも、ハリーの意地だった。気が短いくせに、こういうところは頑固なのだ。このハリーの性格描写には、一分の隙もな…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第15章前半)

パーシーから手紙が届いた翌朝、日刊予言者新聞には、「魔法省、教育改革に乗り出す ドローレス・アンブリッジ、初代高等尋問官に任命」という記事が載った。 この記事を読むと、空席を埋める教師を校長が見つけられなかった場合には魔法省が教師を送れると…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第14章後半)

翌日の日曜日、ハリーとロンが談話室で宿題の続きをやっているとき、ハーマイオニーが窓を指さした。コノハズクが窓にとまっている。パーシーのふくろう、ヘルメスだった。 生徒への手紙類は朝食の時間に大広間へ届くが、こんなふうに寮に直接来ることもある…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第14章前半)

五年生の最初の一週間が過ぎ、土曜日になった。 そういえば、新学年の始まりは9月1日と決まっている。「不死鳥の騎士団」は1995年から1996年のできごとなので、リアル世界の9月1日は金曜日だ。しかしこの物語の中では、学期はじめのパーティの翌日が月曜…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第13章後半)

魔法生物飼育学の授業が終わり、次の授業のためハリーたちは温室へ向かった。 温室からジニーとルーナが出てきた。ルーナは、ヴォルデモートが戻ってきたというハリーを信じていると断言してくれた。 ここでハーマイオニーが「ジニーがあの子のことをいろい…