2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第28章前半)

第28章のタイトルは「スネイプの最悪の記憶」となっている。 そして、この章までを読んだ段階では、学生時代のスネイプが衆人環視の中ではずかしめを受けたことが、彼の最悪の記憶なのだと納得してしまう。 なぜ「最悪」だったのかがわかるのは「死の秘宝」3…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第27章後半)

校長室に連れてこられたハリーに、ファッジが尋ねる。 「どうしてここに連れて来られたのか、わかっているだろうな?」 ハリーは「はい」と答えようとしたが、ダンブルドアがわずかに頭を振ったのに気付き、「いいえ」と答えた。 ダンブルドアの意図はわから…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第27章前半)

トレローニーが解雇されたあとの占い学の授業は、一階の教室で行われることになった。 使われていない倉庫のような部屋だったはずだが、今は森の空き地のまっただ中というふうに見えた。床はこけがふかふかに生えて、部屋の中なのに樹木が生えていた。ダンブ…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第26章後半)

グリフィンドール寮に戻ると、ハリーは英雄扱いされた。 他の寮ではどうだったのだろう? グリフィンドール寮と同じではなかったと思うが、どの寮でもハリーへの見方が変わったことは確かだろう。 寝室に入り、眠りについたハリーは、ヴォルデモートになった…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第26章前半)

「リータは事細かに聞き出そうとハリーに迫ったし、ハリーも…」という記述は興味深い。 ハーマイオニーに脅迫され、ザ・クィブラーに報酬なしで記事を書くことは、リータにとって気の進まない仕事だったはずだ。しかしいったん筆を動かし始めれば、読者が満…