2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと死の秘宝(第9章前半)

「客は蜘蛛の子を散らすように走り出し、大勢が姿くらましをした。隠れ穴の周囲に施されていた保護の呪文は破れていた」と書かれている。 姿くらましで出入りできないようになっていたはずなのに、それがすでに破られているということは、魔法省にいる死喰い…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第8章後半)

ハリーは列席者の中にエルファイス・ドージを見つけた。日韓予言者新聞に長文のダンブルドア追悼文を書いた人だ。その記事に添えられていた写真の記憶から、ドージだとわかったのだ。ハリーは本当の名前を名乗って、ドージに話しかけた。せっかく他人に化け…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第8章前半)

翌日。結婚式が始まろうとしていた。 ハリーはポリジュース薬を飲んで、赤毛の他人になりすましていた。「親戚の多いウィーズリー一族にまぎれこませ、『いとこのバーニー』として紹介するという計画になっていた」と書かれている。ウィーズリーの親戚はみな…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第7章後半)

アーサーといっしょに入ってきた魔法大臣スクリムジョールは、前に会ったときより頬がこけ、厳しい表情になっていた。就任から一年、いろいろ苦労があったのだろう。 しかし、このあとの話を読むと、彼に同情しかけた気持ちがふっとんでしまう。 スクリムジ…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第7章前半)

7月31日の夜明け。ハリーの夢からこの章が始まる。ヴォルデモートの意識とつながっている夢だ。ハリーはこのような夢を過去にも何度か見ている。 今回、ヴォルデモートは山道を歩いている。ある男に会いに行くところだ。その男が、ヴォルデモートが求めてい…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第6章後半)

ハリーとロンとハーマイオニーは、話し合いを続けている。 ハーマイオニーは、話しながら本をどんどん仕分けしていた。彼女には、ふたりの発言をとらえて理解しながら本を分類するという、ふたつの頭脳労働を同時に行う能力があるのだ。誰にでもできることで…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第6章前半)

前章で、ビルとルーピンはムーディの遺体を探すために出ていった。 だからこの章では、その結果がまず書かれると思ったのだが、作者はムーディの遺体については何も言わず、単に「マッド・アイを失った衝撃は、それから何日も、家中に重く垂れ込めていた」と…