2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと賢者の石 第17章(前半)

ロンの活躍で巨大チェスの部屋を突破し、ハーマイオニーのおかげでびんのパズルの部屋を無事通り抜けたハリーは、さらに奥の部屋へ入る。そこにはクィレルがいた。 クィディッチの試合でハリーを落とそうとしたのがクィレルだったこと、スネイプは逆にハリー…

ハリー・ポッターと賢者の石 第16章(後半)

ハリーたちは「賢者の石」が隠されている部屋へと向かう。 フラッフィーが守っている4階の廊下でハリーは「君たち、戻りたかったら戻ってくれ」と言い、ロンとハーマイオニーはいっしょに行くと答える。 ロンとハーマイオニーには、ハリーにつきあって危険…

ハリー・ポッターと賢者の石 第16章(前半)

章タイトルの原文は Through the Trapdoor だが、なぜ「仕掛けられた罠」と訳したのだろう。 素直に「仕掛け扉を通って」「仕掛け扉を突破して」じゃいけないのか? それはともかく、ヴォルデモートが森に居ると知ったハリーたちは、試験の時期を迎える。 日…

ハリー・ポッターと賢者の石 第15章(後半)

森へ入る目的は、ハグリッドのしごとを手伝うことだった。傷ついたユニコーンを探すというのだ。 「水曜日に最初の死骸を見つけた」とハグリッドは言うが、いったい何日前のことなのか、読者にはわからない。夜の11時から始めるというのだから、休みに入る金…

ハリー・ポッターと賢者の石 第15章(前半)

チャーリーの友人たちにドラゴンを無事引き渡し、塔から降りてきたところをフィルチにつかまったハリーとハーマイオニーは、マクゴナガルの研究室に連れていかれる。そこへネビルを連れたマクゴナガルがやってくる。ネビルはマルフォイからドラゴンのことを…

ハリー・ポッターと賢者の石 第14章

もともとの章タイトルは「ノルウェー・リッジバックのノーバート」。日本語訳では「ノルウェー・ドラゴンのノーバート」となっているが、この程度の改変は許されるだろう。第6章の中で cats of every colour を「色とりどりの猫」というおかしな日本語にし…

ハリー・ポッターと賢者の石 第13章

この章のタイトルは「ニコラス・フラメル」。この物語の中では珍しく、実在の人物のようだ。この人物が「賢者の石」を作り出したという伝説を、作者はうまく物語に取り入れている。 イギリスのクリスマス休暇というのは、何日間ぐらいあるのだろう。こういう…

ハリー・ポッターと賢者の石 第12章(後半)

透明マントを受け取ったその夜、ハリーはさっそくマントを使う。 ハリーはけっこう軽はずみなところがあるが、この日の行動も軽はずみだと思う。魔法界でも珍しいとロンが言っていた透明マントが、知らない人から贈られたのだ。送り主の意図もわからないのに…

ハリー・ポッターと賢者の石 第12章(前半)

この章には重要アイテムがふたつ登場する。「透明マント」と「みぞの鏡」だ。 みぞの鏡はこの巻だけで、2巻以降は出てこないが、透明マントは今後何度も使われ、最終章では最重要アイテムのひとつになる。 ここで書かれているのはクリスマスの時期のあれこ…