2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第9章後半)

魔法薬学の教室に入ると、生徒は12人だった。 昨年度まではスリザリンとの合同授業だったが、六年生では四つの寮が全部いっしょに授業を受ける。スリザリンが4人、レイブンクローが4人、ハッフルパフがひとり、そしてグリフィンドールがハリーたち3人。 …

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第9章前半)

次の日、談話室。ロンは一年生にかみついたり、ハーマイオニーが規則違反の生徒からとりあげたおもちゃを横取りしたり、やりたい放題だ。監督生の地位を利用していばりながら、自らは違反のおもちゃを喜んでいる。それも他人のものを横取りして。 ところで、…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第8章)

ペトリフィカス・トルタスの呪文は、相手の自由を奪う。「ハリーは筋一本動かせなかった」とあるが、これは「毛筋一本…」という表現を翻訳者が間違って覚えていたのだろう。まともな出版社なら、編集者や校正担当者が気づいて直すところだ。 声すら出せなく…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第7章後半)

スラグホーン教授の手紙は「紫のリボンで結ばれた羊皮紙の巻き紙」と書かれている。日本の時代劇に出てくる手紙も巻き紙が多いと、ドラマの中の手紙を連想してしまった。 このコンパートメントで手紙を受け取ったのはハリーとネビルだが、同じ手紙をほかに何…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第7章前半)

この巻のほとんどの時期、ハリーはドラコ・マルフォイにこだわっている。マルフォイがやっていることをつきとめ、マルフォイの弱点をつかもうと必死だ。ほかに大切なことがたくさんあるのに、マルフォイ憎しを優先して行動するハリーのようすは、読んでいて…