2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第18章前半)

ハーマイオニーとロンがお互いに反目したままだったので、ハリーはふたりに別々に、ダンブルドアの宿題を話した。スラグホーンから、トム・リドルとのやりとりの正確な記憶を手に入れることだ。 ロンはこの問題を安易に考えていたが、ハーマイオニーは「一筋…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第17章)

クリスマス休暇が明けた。 生徒たちがホグワーツに戻る日は「年が明けて数日がたったある日の午後」と書かれている。クリスマス休暇は、日本の学校の冬休みとほぼ同じ長さなのだろう。 一年前のクリスマス休暇明け、ハリーたちはナイトバスでグリモールド・…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第16章)

舞台は前章から一転、ウィーズリー家の台所になる。クリスマス休暇でハリーはウィーズリー家に居候しているのだ。 貧乏なウィーズリー家にとって、ハリーが居候するのは迷惑じゃないのだろうか。 わたしは、なぜハリーが自分の食費を払うことを申し出ないの…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第15章)

「クリスマスが駆け足で近づいてくる。ハグリッドはすでに、例年の大広間用の12本のクリスマス・ツリーを…」と書かれている。 この物語には、宗教はいっさい出てこない。神やキリストは魔法の世界と相容れないのだろう。しかし、クリスマスの行事はしっかり…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第14章)

第二回の個人授業の明くる日、最初の授業は薬草学だった。ハリーは温室へ行く途中、ハーマイオニーとロンに、孤児院時代のトム・リドルの話を聞かせた。 薬草学の授業の描写は楽しい。魔法植物の扱い方などは本筋にあまり関係ないが、そういう細かい描写もこ…

ハリー・ポッターと謎のプリンス(第13章後半)

ハリーはダンブルドアの記憶の中に入った。 「若いダンブルドアの長い髪と顎髭は鳶色だった」と書かれている。ヨーロッパの小説では、人物の描写に目の色や髪の色が書かれることが多いのだ。 場所はロンドン。ダンブルドアはみすぼらしいが清潔な建物に入っ…