2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第11章前半)

馬車の中で「ハグリッドが辞めるはずがないわよね?」と言うジニーに、ルーナが「辞めたらあたしはうれしいけど」「あんまりいい先生じゃないもん」と返す。 このとき、ハリー・ロン・ジニーが「いい先生だ!」と言い返し、ハーマイオニーだけが黙っているの…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第10章後半)

ホームで「一年生はこっちに並んで!」と叫んでいたのはいつものハグリッドではなく、グラブリー・プランク先生だった。「炎のゴブレット」24章で、ハグリッドに代わって授業をした老魔女だ。 グラブリー・プランクは、この物語ではハグリッドの代理をつとめ…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第10章前半)

9月1日がきた。 ブラック邸からキングズ・クロス駅まで、ハリーたちは護衛つきで移動した。徒歩で20分。つまりブラック邸は、キングズ・クロス駅からかなり近い位置、つまり都心にあったのだ。魔法使いの屋敷が町のど真ん中にもあり、先祖代代住んでいるこ…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第9章後半)

夏休み最後の日、教科書のリストが届いた。 「普通はもっと早く来るんだけど……」とロンが言う。 確かに、これまではもっと早くに教科書のリストが届いていた。この年に限ってなぜこんなにギリギリになったのだろう。 ブラック邸に保護呪文がかけられているか…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第9章前半)

ハリーが法廷の外へ出ると、扉のすぐ外にアーサーがいた。 「ダンブルドアは何も言わ…」 「無罪だよ」 このやりとりは納得できない。いや、正確に言えば、このときのダンブルドアの態度は納得できない。 ダンブルドアの秘密主義は、「賢者の石」冒頭ですでに…

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(第8章後半)

ファッジは証人の存在を無視しようとしたが、ダンブルドアは「被告は証人を呼ぶ権利があるはずだ」と、アメリア・ボーンズを名指して同意を求める。ボーンズは「まったくそのとおり」と同意する。 7章でトンクスが「アメリア・ボーンズは公平な魔女だから、…