2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリー・ポッターと死の秘宝(第15章前半)

魔法省から逃走し、ワールドカップがあった森へ着いて、一夜が明けた。 三人の「分霊箱探しの旅」は、実質的にはここで始まる。 早朝、ハリーはテントを出て森の中を歩き、大きな木の根元にムーディの目玉を埋めた。 結婚式場から逃げ出した直後に喫茶店で襲…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第14章)

この章の章タイトルは The Thief(盗っ人)だ。読み始めにはマンダンガスのことかと思ったが、実はグレゴロビッチから杖を盗んだ男のことだった。その男を追うヴォルデモートの意識は、ときどきハリーの意識と重なる。それがグリンデルバルトだったことをハ…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第13章)

この章の魔法省の場面と、28章のグリンゴッツの場面は、個人的にあまり好きではない。エピソードが不自然すぎるだからだ。 4章の「七人のポッター作戦」や、20章のラブグッド家から逃れる場面などは、ハラハラドキドキで楽しめる。しかし職員に化けて魔法省…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第12章後半)

この時期、三人はそれぞれ別の部屋で夜眠るようになっていた。ハリーはシリウスが使っていた部屋でベッドに入り、これまで打ち合わせをしていた魔法省侵入の計画を頭の中で復習した。しかし明かりを消すと、ヴォルデモートの心とつながった時に聞いたグレゴ…

ハリー・ポッターと死の秘宝(第12章前半)

本物のロケットを持っているのはアンブリッジだと判明したので、ハリーたちは魔法省に行ってロケットをうばうことを考え、その準備を始めた。 ただ、それがわかるのは、この章を数ページ読み進んでからだ。 小説の記述は、まず8月末のグリモールド・プレイ…